The three HAPPINESS  樺沢紫苑 2021年

はじめに

「幸せ」とは何か?人間は皆幸せになりたいと思っている。しかし、何が幸せかを考えていない。一流高校、一流大学、一流企業、そして一生懸命に仕事する事、これが、幸せへの1番確かな道であると誤解して、恐ろしく遠回りしている。これが、実態である。精神科医としてメンタル疾患の患者を数千人見てきた30年の精神科医としての集大成として本書を発行し幸せになる為の最も具体的てあり、わかり易い実践的ガイドブックとしたく本書を作成した。

第1章 幸福とは、「脳内物質」だった!

 人間が幸福を感じる時、脳には100種類以上の脳内物質が分泌されるが、その中でもドーパミン、セロトニン、オキシトシンの3つは3大幸福物質と呼ばれる。セロトニンは健康の幸福、オキシトシンは繋がりの幸福、ドーパミンはお金、成功、地位等の幸福を示す。これらの幸福には優先順位があり、健康(セロトニン)、繋がり(オキシトシン)、成功(ドーパミン)の順で準備すると良い。アメリカ人の帰宅時間は5時と大変早いが、家族との夕食、団欒の時間を大切にしているからである。オキシトシン的な幸福である家族との団欒・会話を楽しむ事を大切にしている。

第2章 「3つの幸福」のイメージを固める

 セロトニン的幸福とは?「爽やか、リラックス」がセロトニン的幸福のイメージ。空が綺麗だと、感じる事である。逆に、イライラしている時はセロトニンやノルアドレナリンが低くなっている状態である。仕事でのミスが多く集中力が低い状態が、セロトニン不足の状態。「繋がりによる安心感」が、オキシトシン的幸福のイメージ誰かと一緒にいて安心があり楽しいと思える状態。この逆の状態が人間関係によるストレス状態。「成功、達成感」が、ドーパミン的幸福のイメージ良い付き合い方が大切で、過多になると依存症に陥る。アルコール、薬物、ギャンブル、カード等々。注意が必要である。日本では3つの出来事から、健康、絆、お金を学んだ。コロナ禍で健康の大切さを実感した。健康は当たり前ではない。東日本大震災では2万人もの人が亡くなり人と人の絆の大切さを理解した。最後にバブル崩壊でお金では人は幸せになれないとわかった。これらの出来事から今日本で幸福を語る事ができる下地ができた。

第3章 幸せの「4つの性質」を知っておく

性質1.幸せはここにある  「BE」の幸福、「DO」の幸福
 BEの幸福であるセロトニン的幸福とオキシトシン的幸福は、そこに存在する幸福と言う事。例えば、朝起きて気持ちが良いというのは、脳内にセロトニンが分泌されて爽やかな気持ちになっているという状態を意味している。最愛のパートナーが朝ごはんを作ってくれてとても幸せである。これが、オキシトシン的な幸せな継続的な状態を示している。ともすれば、気付かない事もあるのが特徴である。一方、DOの幸福であるドーパミン的な幸福は、何かをする事によって得られる幸せを言う。仕事で成功する、お金を稼ぐ等がこれに当たる。
性質2.幸福は「結果」ではない。「プロセス」である。
 脳科学的に幸せを述べると脳内物質セロトニン、オキシトシン、ドーパミン等が分泌されている状態か幸せな状態である。これは継続的な状態ではなく、脳内物質が分泌している過渡的な状態である。であるので、幸福は結果として安定的な状態として幸せがあるのではなく、過去、又は、今の一瞬において幸せなのである。人間が感じる幸せとはこの様な性質を有すると認識しておく事は幸せな人生を送るにおいて重要である。
性質3.幸せは劣化する 「減る幸せ」と「減らない幸せ」
 お金に代表されるドーパミン的な幸せは逓減する。給料が上がった鼻は喜びは大きいが、その喜びは長続きしない。アルコールでの快楽もドーパミン的であるが、逆に底なし沼に陥り中毒症状に至る。これがドーパミン的幸せの落とし穴である。「減らない幸せ」は、セロトニン的幸せとオキシトシン的幸せである。青空はいつ見ても気持ちが良いし、赤ちゃんの笑顔はいつ見ても微笑ましい。セロトニン的な爽やかな気持ち、オキシトシン的な繋がりある愛情は減る事はない。
性質4.「幸福の掛け算」で全ての幸福が手に入る
 ドーパミン的な幸福にセロトニン的な幸福、又は、オキシトシン的な幸福を掛け合わせる。例えば、資産を形成して、その資産を寄付する。これはドーパミン的な幸せをオキシトシン的な幸福に掛け合わせている。これにより人間の満足度、幸福度は長く維持される。
「幸せの三段重理論」の科学的根拠根拠
 セロトニンの特徴は、ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリン等をコントロールする。ノルアドレナリンが活発になると「不安」が暴走する。アドレナリンが活発になると、「怒り」が暴走する。ドーパミンが活発になると、依存症になるまで、「もっと、もっと」が暴走する。これらを制御するのが、セロトニンである。幸せの三段重の基盤はセロトニンである。オキシトシンは人との繋がりによって、安らぎ、愛情、癒しを感じる事によって分泌される。この効果として、免疫力向上、自然治癒力向上、痛みの緩和を導く。又、ストレスホルモンであるコルチゾールを下げ扁桃体の興奮を抑え不安を減少させる。身体の健康、心の健康、脳の活性化が得られる。人との繋がりによって得られるオキシトシンは、ドーパミンの負の側面である依存症に良い影響を持つ。アルコール依存症の人は多く孤独を感じているが、オキシトシンにより孤独からの解消と依存症を抑制する事が可能である。食事でも仕事でもクラブ活動でも飲み会でも、1人で実施するよりチームで実施した方が楽しい。これは、オキシトシンがドーパミン増加を導いた結果である。同じ事でも1人よりもチームで実施した方が楽しいのである。また、オキシトシンが、減少すると鬱になりやすい。鬱患者は「自分は孤独だ!」と言いやすい。オキシトシンがしっかりと分泌されると心身共に守ってくれる。オキシトシンとセロトニン が互いに良い影響を及ぼしあっている。日本人2万人のアンケート結果から、健康状態、人間関係、自己決定感、世帯年収、個人年収、学歴のの順番で、幸福感を感じるとわかった。これは、セロトニン、オキシトシンがドーパミンを超えている事がわかった。

第4章 セロトニン的幸福を手に入れる7つの方法

セロトニン的幸福を手に入れる方法1 朝日を浴びる+リズム運動+咀嚼の3つがセロトニン神経を活発化させ、セロトニンを分泌させる事ができる。6時以上の睡眠を取り、毎朝20分程度の運動を行い日光を浴びながら散歩をする。
セロトニン的幸福を手に入れる方法2 小さな幸せに気付く能力が重要である。自身の健康、不健康にも気付く事が大切である。
セロトニン的幸福を手に入れる方法3 病気を予防する
 病気はなってから治すのは大変である。なる前に予防として対応する事が重要である。疲れやすい、イライラする、仕事に行きたくない等々の脳疲労状態の兆候を放置する事なく、普段から健康に良い生活習慣をする事が、とても大切である。
セロトニン的幸福を手に入れる方法4. 今にフォーカスする
 メンタルになるのは、過去を後悔したり、楽しかった日々ばかり振り返ったりする事である。また、将来に対しては不安を強く抱き過ぎる事がメンタル疾患になる大きな理由である。これを対策するには、今に集中して楽しむ事である。今の連続として、1日が楽しいがあり、その次に1週間が楽しいであり、1年、10年、50年と続いていく。人生を楽しく過ごすには今に集中する事が、基本である。
セロトニン的幸福を手に入れる方法5 自己洞察力を高める
 自分の心身の状態を把握する能力は重要である。心が一杯一杯になっていないか?身体に疲れは残っていないか?等々のモニタリング力、自己洞察力が健康管理には大切である。
 ■自己洞察力を高める習慣 1 起床瞑想 朝起きた時に、疲れは残っていないか?身体に痛みはないか?今日も1日頑張ろうと言う意欲はあるか?を自分に問いかける。
 ■自己洞察力を高める習慣 2 マインドフルネス朝散歩
青空、鳥のさえずり、草木の緑等を感じ美しいと感じる習慣を持つ事。

 ■自己洞察力を高める習慣 3 プチ幸福アウトプット
健康への感謝を口に出しオキシトシン的な幸福を得る。
運動する事でモチベーションを高める。さらなる健康を得る。体調、気持ちが良いとセロトニン的幸福を得る。健康に感謝してオキシトシン的幸福を得る。この幸福スパイラルを形作る。
セロトニン的幸福を手に入れる方法 6 3行ポジティブ日記を書く
 日々生じた良い事を眠りに着く前に記載し自分の記憶に強く残す。これを毎日繰り返し自分の感情をポジティブにする。また、他人の悪口を言わない事も気をつける事。悪口はストレス発散にならないばかりか、逆にストレスが溜まってしまう。

セロトニン的幸福を手に入れる方法 7. 緩急を付ける
 仕事を必死に頑張れば成功する、幸せになれるは妄想である。人生はマラソンであり、緩急が大切である。働いた後、休息を取るのは単に遊ぶのではなく充電する事である。スマフォに充電する様にリラックスして心を癒すのである。セロトニン+オキシトシンを合わせた様な静的幸福とドーパミン+アドレナリンの動的幸福のバランスが重要である。家族との交流も大切で、特に自然の中で過ごす事は簡単に実行できる方策である。セロトニンはあなたの家族も守る 親の健康状態を把握する事は大切である。主治医の所に親と一緒に行って医師から直接話を聞いて正確に内容を把握する事。また、生活の細部を見て親の状態のリアルを定期的に見ておく事は大切である。健康診断を把握し、本人の大丈夫は信じない事。

第5章 オキシトシン的幸福を手に入れる7つの方法

オキシトシン的幸福を手に入れる方法 1 つながる。スキンシップ、仲田との交流、親切、感謝、ペットとの交流等々、つながる場面は多種多様である。これらを知っておく事は重要である。
オキシトシン的幸福を手に入れる方法 2. 孤独を解消する。孤独は人間にとって危険な状態であり弧毒と言うべきでさえある。人との繋がりを作るのは放っておいてできるものではなく自ら構築する物である。自ら積極的に動いて仲間に入り、その後、友達になっていく。趣味、スポーツ、同好会等々のコミュニティに所属し仲間を作る事である。その際、自分を中心に居心地の良いコミュニティを作るのである。これが理想である。自分中心のコミュニティなら嫌われる心配からも脱却できる。また、最近はWEBでの交流が多いがリアルでの交流を考える事。SNSを過信せずリアルな面談を通じて交流すると良い。一般サラリーマンならどうしても退職で職場を去ることになるが、できるだけ長く働き生涯現役を目指すこ事。
オキシトシン的幸福を手に入れる方法 3. 人間関係を整える。人間関係は勝手に育ち物ではない。自ら行動し相手を気遣い思いやる努力が必要であり、コミュニケーション術を学ぶ必要があり、「ストレスフリー超大全」に記載されているとの事である。また、人間のエネルギーは限りがあるので、人間関係は家族で2〜3人を全体の50%のエネルギーで構築し、友人を2〜3人で全体の30%のエネルギーで、残りの20%のエネルギーで職場の人間関係に費やすのが、適切な配分である。優先順位とエネルギー分配はとても重要である。
オキシトシン的幸福を手に入れる方法 4. 親切にする。人間は他人に親切にするとオキシトシンが分泌され幸福を感じる。これを習慣にする為に1日3回親切にすると決め記録に残す。自己肯定感が高まる。自尊心が高まり、「自分は価値ある人間である」と言う認識が向上する。10日間続けると幸福感は確実に向上する。この活動を計画的に実施する。毎日、毎週の日曜日等の日にちを決め、親切を意図的に実施する。
オキシトシン的幸福を手に入れる方法 5. 感謝する。感謝に関しても、毎日、毎週の日曜日等、日にちを決め感謝した結果を記録する。身体的、心理的、社会的全ての面で絶大な効果がある。ポジティブ日記、親切日記、感謝日記を組み合わせて実行すると効果的である。
オキシトシン的幸福を手に入れる方法 6. 動物、植物を育てる。ペットを育てる事、植物を育てても「自己重要感」が向上し元気になる。
オキシトシン的幸福を手に入れる方法 7. 他人を信頼する。特に主治医を信じる事、医者に心を開く事を強調している。共同体感覚を得る為には、アドラーは第1に自己を受け入れる事、次に無条件に他人を信頼しろと述べている。これで相手が受け入れるかどうかは問題ではない。その後で他者貢献を行い自分には価値があると思える事が重要である。コミュニティへの帰属意識、貢献度、繋がり感が、向上する。
オキシトシン的「結婚」論
結婚の幸せは2年程度で満足度は低減する。これはドーパミン的幸福であるからである。結婚はお互いの繋がりができれば幸せになれる。愛情には2つの種類があり、ドーパミン的な愛情とオキシトシン的な愛情である。燃え上がる様な愛情はドーパミン的で、これは2年程度で終わる。オキシトシン的な愛情は30,40年経ってから深くなる性質で、一緒にいるだけで心が落ち着き安心できる様な永続的な愛情である。結婚、子供は共に試練であるとの説明あり。夫婦で感謝のワークを行う事で、お互いが「ありがとう」を述べ会う関係が自己成長に通じる事ができる。

第6章 ドーパミン的幸福を手に入れる7つの方法 

ドーパミンの光と闇:ドーパミンには自己成長の原動力となる光の側面と依存症に人を導く闇の側面の2つが存在する。ドーパミンを適切にコントロールして使えば集中力、仕事の生産性、記憶力を向上させる事ができる。一方、過度にもっともっとと言う風にドーパミンを使うと依存症に陥ってしまう。お酒、買い物、ゲーム、スマフォ、ギャンブル等、依存症に陥ると不幸への道である。
ドーパミン的幸福を手に入れる方法 1 お金や物に「感謝する」。お金は予想する程、人を幸せにはしない。幸福度は、お金に余り強い相関はない。それよりも健康、繋がり、自己決定の方が、幸福度は高い。但し、お金で幸せになる方法が存在する。それは、お金をえた時ら使う時、感謝するのである。我々の為に商品を買って下さったお客様に感謝、協力して下さった関係者の方に感謝、自分をここまで育てて下さった方に感謝、お金を稼いだ時、お金を使う時、これらの感謝の気持ちを持ってお金を稼ごう、使わして頂こう、この考え方こそが幸せに至るお金との接し方である。お金を稼ぐ事でドーパミン的幸福を得て、人との繋がりを感じてオキシトシン的幸福を同時得る。これこそが、ドーパミン的幸福を手に入れる方法である。
ドーパミン的幸福を手に入れる方法 2  制限する飲酒、ゲーム、スマフォ等々は依存症になり易い性質があるので、上限を設定する、制限を設けると依存症に陥らないばかりか、幸福度も向上する。なんらかの制限があったほうが、ドーパミンの分泌は多量になる。
ドーパミン的幸福を手に入れる方法 3 毎日の自己成長を味わう。人は毎日なんらかの学びをしている。何かの知識を得て、何かのスキルを向上させている。これらの自己成長を多くの人は気づかずにいる。自分が行っている自己成長を小さな単位で感じ取って、自分のプチ成長を実感する事を3年4年と継続すると大きな達成感に到達する事ができる。大きな目標に注目し過ぎると途中で挫折してしまう。
ドーパミン的幸福を手に入れる方法 4 コンフォートゾーンを出る。誰しも居心地の良いコンフォートゾーンが存在する。この領域を少しだけでてみよう。これがプチ冒険である。このプチ冒険はワクワクドキドキする。この時の気持ちがドーパミン的幸福である。自己肯定感が低いと引きこもりになる事もある。自己肯定感を高くして少しだけ居心地の良い場所を捨て冒険してみよう。「ちょい難」的な新しい学習了解を見出して自己成長を促し自分の潜在能力を発見してみよう。もしかして、自分が本当にしたい事、欲しい物に出会う事ができるかもしれない。目標は達成のプロセスが重要で、目標に到達したか、しないかは余り重要ではない。幸せは目標に向かって進んでいる一歩一歩その物が幸せなのである。目標をたてチャレンジするだけでも価値のある行動である。
ドーパミン的幸福を手に入れる方法 5 自己肯定感を高める。自己成長は自己肯定感と直結している。成長する事で得られる喜びはドーパミン的てあり、オキシトシン的でもある。この幸せを追求するには自己肯定感が前提となる。自己肯定感は成功体験を他の人から褒められた時、賞賛された時、自己イメージが高まり自己肯定感も高まる。コンフォートゾーンを出て、新しい人との出会いを通じて「ちょい難」な事にチャレンジする事で自己肯定感を高めるのである。
ドーパミン的幸福を手に入れる方法 6  与える。人間には、3つのタイプが存続する。give & take と言う観点と自己の利益の追求と言う観点での分類である。自己利益を求めずギブの人は自己犠牲的であり献身的過ぎて長続きしにくい。自己利益追求型でtake中心の場合、自己中心的となりオキシトシン的観点で幸せになれない。1番バランスが取れているのか、giveの姿勢ではあるが、自己の利益を追求して自分の心も経済的にも永続的な活動にできた場合てある。燃え尽きない為にも、give と自己の利益のバランスをとって継続できる様にマネージメントするべきである。これには、人助けはまとめて実施する事、上限時間を設ける事、しゅういのサポートを受ける事、等々のアイデアがあり、とにかく長く続かないと本当に大切な物は得られない。
ドーパミン的幸福を手に入れる方法 7 天職を見つける。人間にとって仕事とは、単にお金を稼ぐ手段ではない。仕事を通じての自己実現を達成する事でのドーパミン的幸福実現と仕事を通じて社会への貢献と言うオキシトシン的幸福実現の2つの幸福の為の行動である。人間の仕事の時間は10時間程度にも及び生きるその物と言える長さである。この時間を楽しい、充実している、やりがいがある、と言う気持ちで続けられるなら、それは幸せである。

第7章 人生が変わる「お金」「遊び」「食」の習慣

幸せになる「お金」の使い方 
使い方1️⃣ お金を稼ぐ人ではなく「使い方」が上手な人が幸せになれる。いくら持っているか?ではなく、どの様にお金を使うか?が、幸せになれるか否かである。お金は上手に使う事で、瞬間的なドーパミン的な喜びを、「BEの幸福」に変える事ができる。
使い方2️⃣  1番無駄な使い方は「貯金」。銀行通帳にお金が溜まっていくのを見ているだけの使い方は最悪である。未来の自分を信じて自己投資、チャレンジするのである。
使い方3️⃣ 最も効果的な使い方は「自己投資」 読書による知識の向上は大変効率的な自己投資であり、決して亡くなる事はない財産である。
使い方4️⃣ 「物」ではなく「経験」を買え!情報、知識、体験、継続、これらにお金を使う事がお金の価値ある使い方である。美味しい物を食べる事、海外旅行する事、等々の継続にお金を使う事が大切である。
使い方5️⃣  「お金」ではなく「人」と向き合う。お金を稼ぐ事が目的ではなく、人の役に立つ事を目的とする事か大切である。
使い方6️⃣  お金で買えるのは「幸福」ではなく「安心」。お金は、不安を解消する事はできる。しかし、幸せを導く事まではできない。幸せと安心(不安解消)は異なる。
使い方7️⃣  とりあえず800万円を目指せ。年収800万円までは、収入増は安心に繋がるので目指す価値がある。
使い方8️⃣  お金をセロトニン的幸福、オキシトシン的幸福に再投資する。健康を基盤とするセロトニン的幸福が第1で、次は人との繋がりによる幸せであるオキシトシン的幸福、最後に仕事に精力を出してドーパミン的幸福を手に入れる、この順番が大切である。
使い方9️⃣  お金で「時間」を買う。自分にとって面倒な仕事や苦手な仕事、やりたくない事は外注化する。実質的にお金で時間を買う事になる。
使い方🔟 お金について学ぶ。お金についての正しい知識を身につける。
「もっと」の暴走を防ぐ!幸せになる「物欲」の使い方。資産額を増やす事に執着する事は、ドーパミン的「貯金大好き病」に発症している。物欲で不幸になる人の特徴は、みんなが持っている、流行している、衝動買い、本当に欲しい物を買っていないの4つである。
幸福になる使い方1️⃣ マインドフルネス物欲。「今、それを、使っているだけで幸せ」と思える物をマインドフルネス物欲と呼び、こだわりの一品とする。例として、林先生の靴磨き、樺沢紫苑さんのMDノートを挙げている。それを使う際、愛情、愛着を感じ物へのこだわりを持ち、その物を使える「今が幸せ」を感じる事が、マインドフルネス物欲である。
使い方2️⃣ 「お金」を「3つの幸福」に転嫁する。お金は持っているだけだは価値を産まない。物、経験に変えてドーパミン的、オキシトシン的、セロトニン的幸福に転換できる。3つの幸福に転換できる。
使い方3️⃣ 「本当に必要か?」物を買う際は、自分自身に「これは本当に必要か?」と自問自答する事。
使い方4️⃣  使う事を楽しむ。買う事でなく使う事を楽しめる物を購入する事
使い方5️⃣  ストレス発散で買い物をしない。エスカレートすると依存症に至る。一瞬のドーパミン的幸福に過ぎない。
使い方6️⃣  捨てる/片付ける。物への執着を断ち切る最高の手段は、物を捨てる事である。片付ける事で、トキメキを感じさせてくれる物こそが、物がそこにあるだけで嬉しいというオキシトシン的物欲な状態になれる。
手強い「承認欲求」との付き合い方。他人から認められる事を目指す状態欲求は、もっともっと病になる可能性がありコントロールする必要がある。ドーパミン的承認とオキシトシン的承認の2種類あるが、ドーパミン的承認は、結果にフォーカスする内容で上から評価、支配する結果となり相手を依存型にはめてしまう。オキシトシン的承認はプロセスにフォーカスしており横から共感、相互信頼する結果となり相手の自主性を導く事ができる。頑張った子供に対して、100点をとったね!よくやったね!というのは、ドーパミンてきてあり、次回も100点を取る事を期待される。一方、毎日粘り強く頑張ったね!という褒め方はプロセスに焦点を当てており、次回も頑張るプロセスを大切にする様になる。
「遊ぶ」ほどに幸せになる最高のルール。遊びに貪欲な人は仕事でも大きな成果を出している。勤勉すぎる事は返って効率的な脳の活用法にならない。違う事に自分の脳を向かわせる事で、仕事への集中力を高める事がである。
遊び方1️⃣ 1日で幸福の収支を合わせる。「昼に働き、夜は思っ切り遊ぶ」この状態が、1日で幸福の収支を合わせるという事である。
遊び方2️⃣ 「没入」できれば趣味でも仕事でもいい。何かに没入できる事が精神上大切良好と言える。没入状態は、ドーパミン、オキシトシン、エンドルフィン、ノルアドレナリン、アナンダミドと言う脳内物質がでる。ドーパミン、オキシトシンは幸福物質、ノルアドレナリンは集中力を高める物質、エンドルフィン、アナンダミドは脳内麻薬である。この状態を作る事は大変幸福にとって効果的である。遊びに貪欲な人が大成功する理由はエネルギーが充電される事と創造力、好気心が高い為である。エネルギーの充電とは、気分転換であり仕事を継続し過ぎると返って効率が落ちる。何か他の事に頭を切り替える事に価値がある。また、頭を仕事以外に切り替える事で新しい発想が生まれるのである。
遊び方3️⃣ 「楽しい」を拡大再生産する。自分が楽しいと感じる事をよく把握して、その回数を増やす事で幸福な状態を長くする。
遊び方4️⃣  時間術を意識して遊ぶ。楽しいを拡大する為にも時間の使い方を工夫する必要あり。なんとなく使っている時間を楽しい時間にシフトする事が大切である。
遊び方5️⃣ 遊びをご褒美にする。遊びが暴走しない方法。遊びの暴走を制御する為、何か仕事をしたら褒美として遊びを位置付けると良い。本をかけたら、ウィスキーを一杯だけ飲む等々である。仕事の継続制にも効果的である。
遊び方6️⃣ 「受動的娯楽」をやめて「能動的娯楽」に取り組む。受動的娯楽とは、ほとんど集中せず、スキルも伴わない娯楽の事で、能動的娯楽とは、集中力を要し目標設定がある様な娯楽と定義する。
遊び方7️⃣  アウトプットで「遊び」を「自己成長」に変える。能動的娯楽をした後、記録に残す、又は、次の目標を設定する等のアウトプットとする事とする事で、もっと効果を向上する事ができる。
今日からあなたを幸せにする究極の「食べ方」。食の暴走は睡眠不足、ストレス、運動不足から生じる。食の暴走を防ぐには睡眠、運動、朝散歩が効果的である。
幸せになる食べ方1️⃣ 食と人に感謝し「頂きます、ご馳走様でした」を感謝の気持ちを込めて言う。感謝の気持ちをもって最初の一口から最後の一口まで美味しく頂く事が幸せな食べ方である。幸せになる食べ方2️⃣ 「食べに行く」から「会いに行く」へ。有名なレストランに行く際、メニューだけでなくシェフやスタッフに会いに行く事を念頭におくとドーパミンとオキシトシンの相互作用が働く。食事後、シェフ、スタッフに感謝の気持ちを伝える。
食べ方3️⃣ ゆっくり食べる-「食のマインドフルネス」今この一口に集中する。これが食のマインドフルネスである。レーズン一粒に5分かける、一口毎に箸をおく、アウトプット前提で食べる、ティスティングノートを書く等の工夫によりゆっくり食べる事が可能になり「今この一口」に集中できる様になる。
食べ方4️⃣  大切な人と食事する。一緒にいたい人と食事をするのはドーパミン的、オキシトシン的な幸福の両面を楽しむ事ができる。
食べ方5️⃣  一食入魂 食はドーパミンの源、ベストの「食」を選択したい。

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